MT-MPS(エムティー・エムピーエス)とは

筋性疼痛症候群(きんせいとうつうしょうこうぐん)に対する治療手技

MPS(Myofascial Pain Syndrome)とは『筋膜性疼痛症候群(きんせいとうつうしょうこうぐん)』のことを言います。

筋肉と筋膜

MT-MPSの主な治療対象は“筋肉と筋膜”です。解剖学、生理学、運動学的知識に基づく徒手による治療法で、硬くなったり、縮んでしまった筋肉を柔らかくして筋肉や筋膜を正常な状態に戻し、 血流を良くして神経に酸素や栄養を行き渡らせ、痛みを取り除いていきます。また、筋肉やをもとの状態に戻す事により“脊柱の歪み”や“骨盤のズレ”を正常な状態にもどします。
マッサージ主体の治療ですが、通常のマッサージとの明らかな違いは「深層の筋肉(イナーマッスル・コアマッスル)」まで治療できることです。

筋・筋膜治療(MT-MPS)の効果

筋・筋膜治療(MT-MPS)の効果は、いままでマッサージでは治らないとされてきた『骨や関節の痛み』や『内臓疾患』まで広範囲にわたります。その理由は、症状に筋肉が深く関わっているからです。

筋肉が硬くなることで発生する痛み

そもそも正常な筋肉は、伸縮性があり、伸び縮みすることができます。
しかし、日常生活やスポーツなどで

  • 筋肉に強い負荷をかけたり
  • 筋肉に負担のかかる姿勢で作業を続けたり
  • 転倒などによって強い衝撃が加わったり
  • デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいたり

といったように、筋肉に一定以上の負担をかけることによって、筋肉はどんどん硬くなり、伸びることができなくなってしまいます。

筋肉が硬くなり痛みがでるメカニズム
筋肉が硬くなり痛みがでるメカニズム1
筋肉が硬くなり痛みがでるメカニズム2

硬くなった筋肉の中では血流が悪くなり、神経に必要な酸素が正常に送られなくなってしまいます。神経は酸素が届かないと異常を感じ、やがて痛みを引き起こすようになるのです。

筋肉が硬くなり痛みがでるメカニズム3
筋肉が硬くなり痛みがでるメカニズム4

筋・筋膜治療(MT-MPS)によって筋肉を治療

さまざまな原因によって硬くなってしまった筋肉を柔らかくしていくことで、筋肉を正常な状態に戻し、血流を良くして神経に酸素を行き渡らせ、痛みを取り除いていきます。