花粉症や鼻炎による肩こりの原因と解消方法3選

花粉症や鼻炎による肩こりの原因と解消方法3選

2月中旬〜4月の花粉症の時期になると、くしゃみ、せき、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどアレルギー症状に加えて、肩こりや身体のだるさに悩まされている方も多いのでは無いでしょか。

この記事では、花粉症や鼻炎による肩こりの原因と解消法をお話ししたいと思います。

 

花粉症や鼻炎による肩こりの原因

くしゃみやせきをするときに首や肩に力が入る

くしゃみやせきをする時に、瞬間的に全身に力が入ってしまいます。
くしゃみやせきが止まらなく連続して何回も出ることが多いと思います。

そして連続してくしゃみやせきが出ることが1日に何度も繰り返し起こります。

そうすると筋肉に何回も瞬間的に力が入って収縮して、首、肩、胸郭に負担がかかり筋肉が硬くなり肩こりになってしまいます。

 

 冬から春になり暖かくなってきて自律神経が乱れる

自律神経は交感神経と副交感神経があります。

季節の変わり目に、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。

交感神経はストレスを感じるとによって優位になり、毛細血管が収縮して筋肉を緊張させます。

そして血の巡りが悪くなり首や肩の筋肉の状態が悪くなり肩こりになってしまいます。

2月中旬〜4月の花粉症の時期は、寒暖差が激しく温度の変化がストレスになり自律神経が乱れやすく交感神経優位になってしまいます。

その上、くしゃみ、せき、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど花粉症の症状に対するストレスが増えて、さらに交感神経優位になってしまいます。

 

 くしゃみや咳を繰り返し猫背になり呼吸が浅くなる

くしゃみやせきをする時、少し前かがみになって背中を丸くしてすることが多いと思います。

その少し前かがみで背中を丸くする姿勢が、背中や肩の筋肉に負担がかかってしまいます。

また、背中を丸くして巻き肩のような姿勢は胸郭を大きく広げることができなくて呼吸が浅くなり、酸素が十分に取り込めなくなります。

その結果、血の巡りが悪くなったり眠りが浅くなったりして、疲れが取れなく肩こりになってしまいます。
さらに、この血の巡りが悪くなることにより脳にも十分な酸素を送ることができなくて頭痛の原因になることもあります。

 

花粉症や鼻炎による肩こりの解消方法3選

ストレッチ

肩こりを解消するには首や肩の柔らかく筋肉をほぐし、血の巡りを良くすのが効果的です。
硬くなった筋肉をほぐすには、ストレッチで筋肉をゆっくりと伸ばして刺激を与えると筋肉も緩んでいきます。
少しでもいいので、気がついたときに何度でも繰り返し行うようにすれば徐々に効果が出てきます。

 

腹式呼吸

自律神経の乱れを整えるのには、腹式呼吸で深く呼吸をしてリラックスすることが効果的です。

  1. 1)手を胸とお腹におきます。
  2. 2)鼻から息を吸い込み、お腹が膨らむのを手で確認します。
  3. 3)お腹の力を抜いて、口をすぼめてゆっくりと最後まで吐き出します。

このように腹式呼吸を5〜6回ゆっくりと一定のリズムで行うとリラックスできて副交感神経優位になり自律神経が整います。
交感神経が優位になって起こっていた肩こりが、副交感神経優位になり自律神経のバランスが整うことで解消することができます。

 

水分補給

血の巡りを良くするには、水分をしっかりとることが大切です。
水分補給をこまめに行うと、血の巡りが良くなり肩こりが解消されます。

そのうえ、のどの粘膜を水分で潤すことができます。

喉の粘膜には、アレルゲンやウイルスを体内に入れるのを防ぐ役割をしている線毛が生えているのですが、喉の粘膜が乾燥するとこの線毛の働きが弱まって、アレルギー症状が起こりやすくなってしまいます。

つまり、水分補給をすることにより肩こりを改善し、花粉症の症状も緩和することができます。

 

まとめ

このブログでは、花粉症や鼻炎による肩こりの原因と解消方法について解説しました。
花粉症による肩こりで悩んでいるけど、改善できないと諦めている方も多かったのではないでしょうか。

肩こりが起こる原因をしっかり把握し、その原因に合った解消方法を試すことによって、症状が改善することも多いです。

今回紹介したストレッチ、呼吸法、水分補給は簡単にすることができます。是非一度試してみたください。

改善しない場合は、他に何か原因があるかもしれません。そんな時はお早めにご相談ください。

 

(柔道整復師・鍼灸師・睡眠健康指導師上級   綾田剣一  監修)

 

 

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