認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)とは?

認知行動療法は、もともと神経症、うつ病、パニック障害などの治療に用いられてきた治療法で、痛みについての誤った認識を修正する「認知療法」と、痛みと行動の関係を知り、日常生活でできることを増やしていく「行動療法」を組み合わせた治療法です。

感情や考え方で痛みが強くなる?

イライラ、ストレス
痛みは感覚ですが、痛みを感じるとともに痛みのために起こるイライラや恐怖、不安などの感情の変化が起こり、このような感情の変化が痛みの強さに影響する事もあるのです。

人はストレスを感じると物事を悲観的に考えがちになります。その時に腰に痛みを感じると「腰が痛むので何もできない」ということを考えてしまい、自分の思うように生活できないことからさらなるストレスを感じてしまいます。

腰痛を例にとってみましょう。
実は、腰痛の85%は原因の特定ができないとされています。しかし、転倒や打撲、捻挫を起こした外傷の腰痛ではなく、慢性的な腰痛は日常生活におけるストレスが腰痛を引き起こし、そのストレスを取り除くと腰痛も軽減したり治癒したりすることがあります。

長期間にわたって腰痛がある人は、行動をする時に痛みが出ないか不安になり、そのために行動を起こさなくなってしまったり、痛みが出ないようにかばった姿勢で行動をたりするようになります。痛みを感じるとイライラや不安、恐怖を感じやすくなりますから、さらにストレスを強く感じ腰痛を悪化させる、という負のループに陥ります。
イライラ、ストレス2

「できない」を「できる」に変える方法

認知行動療法
認知行動療法は、痛みの元となる感情や考え方のクセを修正していくことを目的とし、慢性腰痛の患者さんが自身の考え方や行動の歪みに気づき、それを変えてく方法です。
行動日誌をつけて、
「喫茶店で友人とお茶を飲みながら話をしている時は痛くなかった」
「自宅の周りを5分ほど散歩できた」
「孫と遊んでいる時は痛くなかった」
など、痛みのために認識できなかったプラスの面に注目をします。
それまでの「痛みのために何もできない」という認識を「痛みがあっても多くの事ができる」という考え方に変えていきます。

ウォーキングやストレッチなど患者さんが出来る運動から少しずつ始めて、活動量を増やしていきます。
できた行動と痛みの関係を調べて、行動の種類や量が必ずしも痛みを悪化させているのはないことを理解していただき、活動量を増やし痛みの軽減へとつなげていきます。

ウォーキングも効果的

本気で治したい方は今すぐご予約を!

初めての方は1日3名様までです

肩こりの治療はお早めに
初めての方は、時間をかけてお話しを聞き検査しますので、1日3名様までとさせていただいております。
完全予約制ですので一日の治療できる患者様に限りがあります。
治療をご希望の方は、今すぐご予約をお取りください。

(柔道整復師・鍼灸師 綾田剣一 監修)

インターネット予約
電話予約