30~40代の女性必見！
「腰痛による足のしびれの原因と改善方法」

腰痛で悩んでいる人は日本国内に約3,000万人いると言われています。そのうち、85％の人の原因が特定されていません。腰の痛みだけでなく足のしびれを伴う人も多いようです。

足のしびれを伴う腰痛の場合は、「腰椎椎間板ヘルニア」「腰部脊柱管狭窄症」「腰椎すべり症」「梨状筋症候群」などの病気が考えられます。

では、なぜ足のしびれが起きるのでしょうか？

腰痛から足のしびれが起きる原因は、腰部の神経が圧迫されるからです。腰部にある神経は足先まで繋がっているため、腰部の神経が圧迫されると腰の痛みとともにお尻と太ももから両足の指先までしびれが起きます。

腰痛の症状、原因は、性別、年代によっても異なります。

今回は、30代〜40代女性の「腰痛による足のしびれの原因と改善方法」をまとめました。

30〜40女性の腰痛の原因

30代の女性で考えられる腰痛の原因は、「筋肉の緊張」「体の歪み」「骨や椎間板の異常」「内臓疾患」があります。

①筋肉の緊張

30代女性の腰痛の原因で最も多いのは「筋肉の緊張」です。

10〜20代のころは筋肉が緊張しても体を動かす機会が多いので、自然にほぐすことができます。

しかし、30代になると「仕事や子育てが忙しい」などの理由で、体を動かす機会が極端に減り、筋肉が硬くなってしまいます。

筋肉が硬くなると、血液の循環が悪くなり、血行不良が生じて痛みがあらわれるのです。

 

②体の歪み

これまでにたまった「体の歪み」が原因で腰痛が起こります。

同じ側ばかりで、「足を組む」「カバンを掛ける」「横座りをする」「重心をかける」などのことをしていませんか？

している方は、骨盤や背骨が歪んでいます。

 

③骨や椎間板の異常

30代になると「加齢」「運動不足」「栄養不足」などから、骨や椎間板に異常が生じてきます。

腰痛を発症したときは、普段の生活を考えて、骨に異常が生じると起きる「椎間関節症（ついかんかんせつしょう）」、椎間板に異常が生じると起きる「椎間板ヘルニア」を疑いましょう。

特に、足のしびれが伴う場合は、「椎間板ヘルニア」を疑いましょう。

 

④内臓疾患

30代女性の内臓疾患による腰痛は、少ないと言われていますが、「どのような姿勢でも痛みがある」「二三日安静にしていても、痛みが治まらない」

などの場合は、医療機関で検査を受けましょう。

 

40代の女性で考えられる腰痛の原因は、30代の原因に加え「子宮の問題」「生理痛、更年期障害」があります。

①子宮の問題

腰痛の原因としては「子宮ガン」「子宮内膜症」「子宮筋腫」も考えられます。

「どのような姿勢でも痛みがある」「二三日安静にしていても、痛みが治まらない」

などの場合は、医療機関で検査を受けましょう。

 

②生理痛、更年期障害

40台になると、生理痛の悪化や更年期障害で腰痛が起きることがあるようです。

腰痛の原因がわからない場合は、産婦人科で診察や検査を受けましょう。

 

30代〜40代女性の腰痛の改善方法

改善方法には、「ストレッチをする」「温める」「コルセットやサポーターをつける」「ウォーキング」「筋トレ」などがあります。

①ストレッチをする

痛みがでない程度に、腰を中心に体全体を伸ばして、筋肉の凝りや骨の歪みを緩和しましょう。

②温める

体を温めて血流をよくしましょう。

38~40℃くらいのお風呂にゆっくりつかるのも効果的です。

③コルセットやサポーターをつける

痛みの強い時は我慢せず、コルセットやサポーターで腰の動きを固定し、負荷を軽減をしましょう。

しかし、コルセットやサポーターに頼りすぎるのは良くありません。

痛みが軽減してきて動けるようになってきたら、コルセットやサポーターを外してに日常生活ではどんどん動くようにしましよう。

④ウォーキング

腰痛対策に効果的なウオーキング

・腹筋と背筋を意識しながら背筋を伸ばす

・かかとから着地してつま先で蹴る

・いつもより大きめな歩幅を取る

・腕を90度くらいに曲げて振る

・吐くことを意識しながら呼吸する

⑤筋トレ

腰痛でもできる腹筋

・ドローイン

仰向けに寝て、お腹をへこました状態でキープし、呼吸を1分間ゆっくり繰り返しましょう。

背筋をしっかり伸ばすのがポイントです。

慣れてきたら、立ったまま行いましょう。

 

・クランチ

仰向けに寝て、膝を直角に曲げた状態でキープし、後頭部で両手を組み、へそを見つめながら腰を曲げていきます。

15回3セット実施

腰は床に着けたままで、お腹だけを丸めるイメージです。

 

まとめ

30代、40代女性の「腰痛による足のしびれの原因と改善方法」をまとめました。

普段から「ストレッジ」「ウオーキング」等を行い、体を動かすようにしましょう。

改善しない場合は、他に何か原因があるかもしれません。そんな時はお早めにご相談ください。

　   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（柔道整復師・鍼灸師 　綾田剣一  監修）

 

 

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